原チャのブレーキパッド交換なり

 作者の通勤スペシャルの原チャリが前のタイヤの方から「シャララ〜ン♪シャララ〜ン♪」と音が鳴き出したので、あぁ〜、パッドが無くなったぁ〜今月は単車の車検で金要るのにぃ〜っ!!って思いながらも、止まらない乗り物ほど危ないもんはないし、毎日の通勤用だから諦めて出費もやむなしってことでブレーキパッドの交換です。

 まずはキャリパーを外す。
 このキャリパーの場合はボルトが二本。
 両方とも外す。
 で、外したキャリパーのパッドを見て見ると、見事に無い!!(笑)
 で、そのパッドを止めてるピンがこの二本。
 六角レンチで外すわけですがその前に・・・
 古いパッドが入ってる間にマイナスドライバー等を突っ込んで、パッドをこぜて広げる。
 キャリパーのピストンが完全に戻りきるまで広げる。
 この時にブレーキクリーナーやエア等でピストン周りのゴミを除去。

 これが広がらない時は専用工具が必要だったり、キャリパーのO/Hが必要な場合アリ!
 で、ピストンが広がったならパッドを止めてるピンを緩めて外す。

 コレが硬くて緩まない場合はキャリパーがフォークに付いてるうちに緩めておく。

 握力バカなら手でOK♪
 上が古いほうのパッド。下の新品と比べれば一目瞭然!パッドの肉厚が違います。
 これが先程外したピン。
 サビサビ状態。
 当然、パッドの動きが渋くなる。
 で、ピンを耐水ペーパーに防錆剤を塗布してから磨いてやる。
 するとピカピカに♪
 パッドの動きもスムーズになる。
 ついでにピストンと反対側のスライドプレートの動きも渋いので簡単にO/Hする。
 一度、キャリパーをフォークに取り付けてプレートのピンを緩めて外す。
 このキャリパーの場合、六角レンチの穴はゴムのカバーで隠れてます。
 これが外したプレートの部品。
 このピンもサビサビ。
 で、パッドのピンと同じようにペパーで磨いてピカピカに♪

 グリスを塗って元通りに組みなおす。
 新品のパッドを取り付ける前に角を少し削ってやる。
 こうすることで微振動による鳴きを防げる。
 バックプレートを付けてさらにグリスを薄く塗る。これも鳴き止め対策。
 この時、本来はパッドグリスを塗るんだが、数年に一回しか使わない作者はそんな特別なモノに金は出せない(笑)
 で、熱に強いシリコングリスを塗る。間違っても熱に弱い普通のグリスは塗っちゃダメ!!
見事な肉厚の新品のパッド♪
 そのパッドをキャリパーに組み直してからフォークにキャリパーを取り付けてやる。

 その後、ブレーキレバーを数回握ってピストンに圧を加えてやる。
 コレをしないと全くブレーキが効かずに走り出すいわゆる逝ってらっしゃい仕様になる羽目になる。

 他にも細々とすることはあるんだがザッと簡単に説明するとこんな感じ。
 が、ブレーキってとても大切な部品で、どんなに優れた車体やエンジンでもブレーキが無ければコントロール出来ないわけで、原発で言えば制御棒みたいなモンです。
 構造を理解してない素人が手を出して良い部品とは言えません。自信の無いひとはプロに頼みましょう。

 こうやって乗りモンのブレーキは直せるのに、作者のアルコールに対するブレーキパッドは磨り減ったままです。